社会人経験0の凡人でも、外資IT企業で2年で昇進した方法

ライフスタイル

こんにちは、せいです。生物系研究者から会社員として働いています。

今回の記事では、アカデミアから外資IT企業で会社員としての生活をスタートさせ、2年で昇進した方法について書いていこうと思います。

「博士卒の人が研究職以外で活躍できるのか、昇進できるのか?」

「社会人経験0でもコンサルタントとしてやっていけるのか?」

「昇進って優秀な人ができるんでしょ?」

そんな不安を持っている人たちにぜひ読んでもらいたいです。

私はどういう人間なのか

まず、私がどういうスペックの人間か書いていこうと思います。

  • 大学受験に失敗をし、高校卒業後は1年間浪人生活。
  • 地方国立大学の理学部生物学科に入学。偏差値50くらい。
  • そのまま修士まで同じ研究室で研究。
  • 大学院大学の5年一貫制3年次編入で博士後期課程へ。
  • 1年で精神を病み、2年間やった研究はおじゃん。
  • 1年オーバードクターをしたのち単位取得退学。
  • 半年間、非常勤研究員。
  • のちに会社員。
  • 単位取得退学して1年後、博士号取得

論文は1st 2報、3rd 1報。学会で若手発表賞1回。学振なし。

そんな感じで、割とどこにでもいるようなごくごく凡人(か、それ以下)の博士時代でした。

会社員になるまでの就活も苦戦し、50社以上に書類で落ちたりしました。

その後、研究職に就くことを諦めた結果、外資IT企業のライフサイエンス事業部のコンサルタントとして働き始めることになりました。

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こんな感じで、特に取り立てて優秀ではない私でも、外資ITで2年で昇進できたので、割と再現性のある方法だと思っています。

※上のポジションが埋まりすぎていて、昇進がそもそも簡単にできないなどの企業自体の問題もあります。

外資IT企業で2年で昇進した方法

次に、私が実際に外資IT企業で2年で昇進した方法について書いていこうと思います。

博士卒のイメージを払拭する

入社して感じたのは、博士卒という肩書きに対する風当たりの強さです。

残念ながら、一部の人からは

  • コミュニケーション能力が低い
  • 融通かきかない
  • 会社員として働いていない=ビジネススキルがない
  • 頭がかたい
  • 視野が狭い

と、博士卒というだけで思われてしまっています。実際にそういう博士卒もいるのも事実ですが。また、ごくごく一部の修士卒の方からは、博士卒に対する嫉妬も少なからずあるなと感じることもありました。

ただ、反論するのは簡単なので、この博士卒のイメージを払拭するにはとにかく結果を出すしかないなと思いました。

口先だけでなく行動で示すことが、イメージを変えるには一番効果的です。

実際に、プロジェクトを回すだけでなく、お客様から満足をいただき継続案件を何度も獲得するようになり、周りの見る目は変わったと思います。

現職で働いていても、

「博士卒だとは思えない。柔軟性があるし、視野が広い」

と言われるようになったのですが、それはこの外資IT企業で鍛えられた結果かなと思います。

また、博士時代で培った能力は決して無駄ではなく、コンサルタントとして働く上でも役に立っています。

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人脈を作る

入社後にすぐにやりたいことの一つは、とにかくいろんな人と仲良くなることです。特に、誰に何を聞けば問題が解決しそうかを把握しておくことは非常に重要です。

入社して間もない頃はわからないことがありすぎて、なかなか仕事が進まないことが多いと思います。そういうときは、積極的に周りに頼った方がいいです。

入社後数ヶ月であれば、

「まだ入社して間もないからしょうがないよね」

と普通なら教えてくれます。

ただ、入社後半年以上になってくると、なんでそんなことも分からないのかと思われてしまうので、入社後はとにかく早く会社に慣れることが重要です。

そのためにも、社内の人脈は大切です。

当たり前のことですが、人によって得意不得意な領域は異なります。社歴が長くても何も知らない人や、入社後数年でも社内のことに詳しい人、活躍している人がいます。

いかに自分の顔を覚えてもらうのか、いかに情報を持っている人と繋がれるのかは、結果をできるだけ早く出す上で重要な要素です。

社内でも社外でも情報を持っている人は強いです。

悪目立ちしない

実は、私はプロモーションの面接を入社1年目にも受けています。しかし、残念ながら1年目での昇進は叶いませんでした。

面接の担当者の一人が修士卒の方だったのですが、正直ちょっと目の敵にされていました(笑)詳細は割愛しますが。

プロモーションの面接で、わざわざ私の専門に関する質問をしてきました。

あまりにトンチンカンだったので呆れてしまいましたが、その対応が悪い印象を与えてしまったことがよくありませんでした(本当に良くなかったと反省しています)。

面接のフィードバックがもらえるのですが、その際に「態度が悪い」とはっきりと書かかれました。

何が言いたいかというと、面接官といっても人間なので、普段から悪い印象を与えない、目をつけられないようにすることは大事だと感じました。

(あまりにも面接官の好き嫌いで昇進できない場合は、自分の上長や面接官より上のポジションに人に相談しましょう。その際にも、彼らに嫌われていないことは大切です。)

昇進要件をしっかり確認し、結果を残す

まず大事なのは、昇進要件をしっかりと確認することです。

転職でも昇進でもそうですが、自分が何を求められているのかを把握することが最初のステップです。

いくら昇進要件に全く当てはまらないようなことで成果を出しても、昇進ということにはなんの意味もありません。

昇進の要件には、次のポジションに昇進するために必要な条件や経験、スキルが記載されています。自分の今いるポジションで求められる経験や行動、スキルを満たすことはもちろん、その上のポジションに求められる人物像を確認しましょう。

昇進要件をしっかりと確認することで、プロジェクトでどういった成果を出せばいいのかを意識できるようになります。

もちろん、会社員として大切なのはお客様にどれだけ価値提供できるかです。お客様への価値提供をしつつ、昇進のための経験もしっかり積んでいきましょう。

自分だけではなくチームを成功させる

昇進するためには、自分自身の経験やスキルだけでなく、チームにどう貢献できたかが重要になってきます。

コンサルタントは特に、個の力以上にチームとしてどうプロジェクトを成功させていくのかが重要視されます。

なぜなら、プロジェクト自体チームで動くことが多く、チームメンバーもさまざまなバックグラウンドや異なるポジション、他事業部所属など多種多様である場合があるからです。

個の力を高めるのは自分自身のためではなく、チームのためであることを忘れてはいけません。

コンサルタントからシニアコンサルタントに昇進する際は、自分自身がチームにどのように貢献できたのかを詳細に説明しました。その結果、昇進につながったと思います。

課題と次への活かし方の明確化

研究も仕事もそうですが、いつもうまくいくとは限りません。時には仕事で大きなミスをしたりすることもあると思います。

しかし、失敗することは必ずしもネガティブなことではありません。大切なのは、そのミスをどうリカバリーしたかです。

また、自分自身がさらに成長するために、今後どういったことを経験したらいいか、どういうスキルを身につければいいかを具体的に提示することも重要です。

自分を客観視できているという点、周囲からどういうことを求められているのか、成長意欲があるのかなどをアピールすることができます。

むしろ、何も課題がない方がおかしいので、自分に足りない部分やどうそれを乗り切っていくのかを説明できない方がマイナスです。

しっかりこれまでの自分の仕事を振り返り、足りなかった点を見つめ直しましょう。

おわりに

今回は、外資IT企業で2年で昇進した方法について書きました。

私はコンサルタントからシニアコンサルタントに昇進しましたが、他の職種であっても基本的には昇進するために必要になってくる考え方や方法じゃないかなと思います。

ただ、会社員として一番大切なのは昇進よりもまずはお客様に価値提供をできるのかという点だと思います。

小手先のテクニックではなく、お客様のことを第一に考えて仕事をしていけば結果はついてくると思います。

仮に何年も客観的に見ても結果を出しているにもかかわらず、昇進できないというのであれば企業が昇進しづらい体質である可能性もあります。

管理職を目指していても、そういった企業で昇進するのは難しいので、転職を考えてもいいかもしれません。

年収を上げる転職方法などは、以下の記事を参考にしてください。

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それでは、また。

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